こんにちは、イッシーです!
季節が変わり、冬になると同じイベントでも違った様子を見せますよね。
寒くなるシーズンでも、イベントテントは全国のウィンタースポーツや冬季イベントで活躍しております。
今回は冬季ならではのご質問、そしてそのテント屋ならではの見解をご紹介いたします。
特に冬季でイベントテントを有効に活用していただくためのアドバイスを踏まえたものにしていきますね。
イベントテントにまつわる、冬場によくあるご質問
冬、当たり前ですが寒いです。
冬にイベントテントを使用するお客様から、以下2つのトラブルをよくお伺いします。
冬にイベントテントを立てたことのある方なら、このようなことに悩んだ経験はないでしょうか?
それではアドバイスを踏まえて、質問にお答えします。
イベントテント使用時の”寒さ対策”
企業や施設、団体によっては、冬季でもイベントテントを立てるタイミングがあります。
イベント出店はもちろん、施設なら簡易の受付に、スポーツチームならグッズ販売所としても使用されます。
他のシーズンと同じく、日よけ雨除け(冬は雪よけ?)やイベント感の演出に一躍買います。
実際にテント下での接客や販売などをしていくと、必ずと言っていいほどぶち当たる問題があります。
それが“寒さ”です。
具体的な原因としては、テント内に吹き込んでいる風が特に寒さを感じさせてしまっているのだと考えられます。
この手の質問をいただくときに、たいていの場合
と聞かれます。
暖房器具にもよりますが、局所的に熱を送るものがほとんどで、熱が当たっているところは暖かくても、テント全体を暖めるにはいたらないことが多いです。
屋外用ガスヒーターやエアコンを設置できれば効果は多少期待できるのではないか、と考えておりますが…
大きめのガスヒーターやその他の電気で動く暖房器具は、電源の確保や安全管理という「手間」が増えることがデメリットになります。
イベントテントの寒さ対策=風対策、“テントの横幕”がベストアンサー!
最も簡単で効果的な寒さ対策です。
『テントに横幕を取り付ける』
冬の寒さは冷たい空気が風によって体に当たることでより一層体が冷えますよね。
かつテント内は日陰です。(日射しは防げてますので)
寒さを感じるのは当たり前なんです。
そこで、テントに横幕を取り付けることで風を遮って、寒さの要因の一つである「冷たい空気が風によって体に当たる」ことを緩和させます。
これだけのことですが、体感温度が断然違います。
また、各メーカーのイベントテントには、オプションとして専用の横幕をラインナップしています。
1面ごとに独立している製品が多いのですが、その場合は両端をファスナーで接続できるタイプも多く見受けられます。
弊社製品もその仕様です。
イベント出店に使う場合には、商品展示や接客のため、人通りのある面だけを開けるといったことも可能です。
出典:シナノテント制作事例より
暖房器具を色々と試す前に、一度テントの横幕で風を遮ってみることをお薦めします。
(効くか効かないか分からない暖房を何度も買い直して試す、なんて嫌ですし。)
イベントテント使用時の”積雪への注意”
次はイベントテント使用時の積雪への注意です。
雪がよく降る地域の方で
という理由からの破損原因を良く耳にします。
業務用であっても、イベントテントは仮設を目的とした簡易な設置物です。
雨は流れていきますが雪は流れず積もっていってしまうこともあり、フレームや天幕が重みに耐えきれず、破損してしまうことがあります。
日中は人の手で雪を落とすこともできますが、夜間はそうもいかず…というところでしょう。
イベントによってはブースの設営が2~3日に渡ることもあります。
このことから、結論としては…
積雪での破損…対策は「夜間は畳んで!」
これは以前の記事(イベントテントの強風対策)でも紹介しましたが
それが面倒で、設営したまま商品や什器をテント内に置いたまま帰ってしまうと、翌日にテントごと潰れてしまい、テント破損以上の損害を被る可能性も考えられますよね。
イベントテントには折り畳みが簡単です。
手間ではありますが、1日の最後は折り畳んでしまうのが安全や損害を考慮した『リスクマネジメント』となります。
まとめ
今回の記事、まとめです。
「イベントテント『冬の陣』、寒さと積雪要注意」です。
テント屋からの具体的なアドバイスとして
テントの中、寒いんだけど… → まずテントの横幕を試してみましょう!
積雪でテントが破損した…… → 特に夜間に気を付けて、畳んで帰ろう!
ということです。
冬のテントの扱いに注意していただき、主催者、出店者、来場者の全員が楽しく安全なイベント運営ができるよう、心から願っております。