イベントテント(フレーム)の修理・メンテナンスの方法
こんにちは、テント屋のイッシーです。
イベントテントを長年使用していると、経年劣化や破損することがあります。
我々は20年以上イベントテントを取り扱っている中で、色んなパターンの破損を見てきました。
この記事は「イベントテントの修理」と「イベントテントのメンテナンス」について、前後編でご紹介いたします。
今回は「フレーム(骨組み)編」です。
テントフレームが破損してしまった場合や、保管時の参考にしてください。
そもそも「なんで破損するのか?」「修理はできるのか?」について解説していきますね。
イベントテントのフレーム、なんで破損するの?修理はできるの?
前置きの通り、イベントテントは破損してしまうことがあります。
しっかりした業務用のワンタッチタイプや組み立てタイプでも同様です。
支柱の太さや材質によっても「壊れにくさ」は製品ごとに違いますが、破損の要因は大きく分けて3つあります。
1.経年劣化が要因となる破損
長年使用していると鉄製の支柱が錆びてきてしまい、その部分が弱くなります。
また、経験上ワンタッチタイプは開閉を繰り返すことで、関節部分のボルト・ナットが緩んでいくことがあります。
2.人的な事故による破損
車や重量物を誤ってぶつけてしまうことが原因で壊れることも…。
人に当たるよりはマシですが、十分気をつけて欲しいところです。
3.自然災害による破損
風で飛ばされたり、雨が溜まって耐えきれないなど自然災害に起因する破損です。
あっけなく破損してしまうことが多いです。
地球>>>>>>>>>>>>>越えられない壁>>>>>イベントテント、ということを頭の片隅に置いてください。
以上、主として3つの要因から柱が折れてしまったり、曲がってしまったりすることがあります。
このような場合でも基本的に「修理」をすることは可能です。
イベントテント:フレームの修理方法
フレームの一部分であれば、破損パーツを交換することで修理可能な場合が多いです。
修理の方法は二通りあります。
1.修理パーツを取り寄せて、自力で修理する。
コストを極力抑えたい場合は、自力で修理するのが一番です。
ワンタッチタイプのイベントテントはドライバーで閉められるネジを使っていることもあり、その場合は比較的容易に修理できます。
2.販売店やメーカーに持ち込んで修理してもらう(配送することも含めます)
パーツの発注間違いや誤った取り付け方をしてしまうのが心配、という方はメーカーに修理してもらうのが無難です。
修理に工賃が掛かる場合もあります。
また、配送する場合は往復の送料がかかります。
イベントテント:メンテナンス方法
破損しても修理できる、とはいえ破損させずに使いたいですよね。
自然災害での破損は予期できないこともあります。
しかし、経年劣化によるの破損は「メンテナンス」を心がけることで防ぐこともできます。
非常に簡単なメンテナンス方法、「接続部のチェック」です。
ネジやボルトで留まっている場合は、錆びたり緩んだりしていないかを定期的に確認しましょう。
ボルト緩みであれば、設営中や片付けの最中にもサッと確認することは容易です。
指先で回してみて、緩んでいれば工具で締め付けましょう。
イベントテントのフレーム「修理・メンテナンス」のまとめ
今回はフレームの破損や修理・メンテナンスについて紹介しました。
イベント時には重要な日陰や雨除けになるイベントテント。
長く使用するために修理方法なども事前に確認しておきましょう。
また、安全にイベントを成功させるために、使用中・使用後の定期的なチェックをおすすめします。
以上、次回「後編(テントの天幕についての修理・メンテナンス)」でお会いしましょう!